ハンターカブ(CT110) 林道、オフロードのインプレッション

2016.09.27.Tue.01:14
ハンターカブには正確にはCT110やトレール等モデルにより色々と名称が異なりますが、便宜上ココではハンターカブとします。
なお自分のは93年式オーストラリア仕様です。

エストレヤで覚醒したオフロード魂。
ここで大人しくオフ車を買えばいいのに、そこはカブマニア。

エストレヤだと重くて更に山深く、更に荒れた道へ突っ込むことが出来ない

カブのオフロードモデル。ハンターカブを買おう!

となった。


IMGP0053_R_R.jpg


以下、各部詳細。

やる気を感じさせる、通常のカブにはない独特な装備の数々
アンダーガード

IMG_4986_R.jpg

可倒式のリアウィンカーステー

IMG_4987_R.jpg

特徴的なクラシカルなアップマフラー

IMG_4988_R.jpg

キャリアに繋がり高い位置に設置された吸気口

IMG_4989_R.jpg


特殊な装備である副変速機。

IMG_4992_R.jpg


前述の理由で積極的にオフ車としてハンターカブを扱ってます。
なので遠慮無くぶん投げたりしてます。ごめんなさい。
数少ないハンターカブをオフ車としての使用を考えてる人は参考にして下さい。

なお時期によって下道デュアルツアラー仕様やオフ仕様など変わってます。

【下道デュアルツアラー仕様】
まず夜間走行が多いのに自転車のライトより暗い燈火類に恐怖を覚え、被視認性の向上とフォグランプ設置等のカスタムをしました。
フォグランプには長時間点灯可能なジェントスのフラッシュライトを自転車用ライトステーにより固定。

IMG_5438_R.jpg

IMGP0647_R.jpg


殆ど役目を果たさない6Vバッテリーのヘッドライトのみ点灯

IMG_5284_R.jpg

フォグランプとヘッドライトの同じ点灯

IMG_5285_R.jpg

明るい(∩´∀`)∩

続いて、被視認性向上のため反射テープを貼る。
なお反射テープが大好きなので、3Mの最高照度を誇るテープを使いました。

フロント

IMG_6094_R.jpg


リア
ヘルメットに貼った反射シートと特価だった白バイ仕様の反射シートが貼られたヒットエアー(バイク用エアバッグ)が更に光る。
なお後ろを走った友人曰く、「テールランプよりよっぽど光ってる」との事
大成功!

IMG_6093_R.jpg


また更に
・ISA製41丁スプロケ
・アメリカ仕様チェーンガードからオーストラリア仕様チェーンガードへの変更
・M45タイヤへの変更
・MFバッテリーへ加工を施し変更
・自転車用サイクルコンピューターを取り付け燃料計として使用

また振動対策としてハンドルクランプ部に耐震ゴムを噛ませる
ゴム製ステップに変更
耐震グリップへ変更
等をして下道デュアルツアラー仕様にしました。



【オフ仕様】
より林道を走りたくなり装備を変更
・純正45丁スプロケ
・ZETAインパクトハンドガード
・CRM用?ワイドステップを加工して取り付け
・100均の焼き網を加工してヘッドライトガード
・アメリカ仕様のチェーンガードへ変更(軽量化のため)

こうしてあらゆる場所に突撃しました。

DSCN0477_R.jpg

DSCN0494_R.jpg

DSCN0452_R.jpg


・埼玉 大名栗林道、中津川林道を始めとする数々の林道

IMGP0561_R.jpg

IMGP0587_R.jpg

IMGP0593_R.jpg


段々と林道では物足りなくなり道無き道や廃道など中心に探索していることが後半は多かったです。


既に藪に消えた廃道を求め走るハンター

DSCN0426_R.jpg


DSCN0473_R.jpg

DSCN0432_R.jpg


土砂崩れにより地獄のヌタ場化とした地点を突破スべく突入する!

DSCN0496_R.jpg

あっ・・・刺さった。
DSCN0497_R.jpg

ヤバイ ヤバイ 沈んでいく((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
DSCN0500_R.jpg

DSCN0501_R.jpg


二時間以上の格闘虚しく、バイクは泥に呑まれていき夕暮れを迎える。
当然、誰も通らず救助を求めることはできない。
これ以上体力を消耗し夜を迎えるのは危険と判断。



相棒を捨て夜を迎えつつある雪降る林道を5時間程歩いて帰る。
普段積載している強力ライトや非常食もこの日に限って忘れ、真っ暗闇で大きな岩などが熊に見え泣きそうになりながら歩く。
ようやく電波のあった場所で同志らに緊急救助要請。

死ぬかと思った

今でも遠くから助けにやってくる同志のKDXの排気音とヘッドライトを忘れる事ができない。
まさに天使だった。

セローに乗り様々な勉強をした現在だと正直恥ずかしくなる事ばかりです。


翌日、ハンターも同志らと現場へオフ車に分乗し訪れロープ等により救助。
前日の雪により世にも珍しい凍りつきのハンターカブを見ることが出来ました。

無題

DSCN0531_R.jpg


何度も言いますがあくまで以下は用途外のハードな使い方をした自分の感想です。
この子は本来、牧場や農場で荷物を積みトコトコ走るためのバイクであって純粋なオフ車ではありません。自分の使い方が悪いんです。
では、長くなりましたがオフロード的インプレッションを書くと

【長所】
・唯一無二のデザイン
・カブマニアを唸らせる希少性と珍しい装備の数々
・カブより一回り大きく、フレーム強度も恐らく高い
・通常のカブより更に高い積載性(引っ越しのソファー運べた)
・純正でも良い音がするマフラー
・ツーリングマップル専用置き場とも思えるぴったりフィットのフロントキャリア(旅に最適)

【短所】
・カブシリーズの割に燃費が悪く航続距離も短い(約150km)
・50キロくらいで現れる振動と伸びない最高速
・明らかにスペック不足を感じたサスペンション
・ママチャリもビックリな暗さの燈火類
・効かないフロントブレーキ(主観だが普通のカブより効かない)
・意外に重い(あくまで250トレールと比べた場合)
・対策をしないと穴が空くマフラー
・吸気口をリアキャリアが兼ねているため軽量化のため非常に重いキャリアを外せない(パワーフィルター等を取り付ければ解決するが、それをやると防塵防水の面で不安があるため個人的には嫌だった)


副変速機を使ってもすぐ吹け切るか、クラッチレバーがないため微調整が難しいので路面を掘るだけの結果になったり、必須のフロントアップも難易度が高くなります(まずフロントアップが必要となるような場所にこの子で行くのが間違い)
スタンディングにおける姿勢に合わせるためハンドルの傾きを調整したくても、ウィンカーがハンドルに直付されているため大きく調整することもできません。
また純正ハンドルは振動対策のためか内部に鉄のオモリが詰めてあるのでクローズエンド型のハンドガードは取り付けることが出来ません。
(純正ハンドルを社外ハンドルに替えて、ウィンカーを移設すればそれらは解決します)


ネット上でよく「本格オフロード仕様のカブ」等と言われることも多いハンターカブですが正直、他のカブと走破性に大きな差はないと思います。
逆説的にはなりますが、つまり普通のカブでもブロックタイヤを履きレッグシールドを外せば、同程度の走破性はあると思います!
実際、写真は残っていませんがノーマルカブでも似たようなことしてました。
アップマフラーにするカスタムも定番ですが、結局マフラーを引っ掛けるより前にリアブレーキレバーやステップが引っ掛かるので見た目以上の走破性は上がりません。(例え走破性にあまり影響せずともアップマフラーのスクランブラー的見た目は大好きです)


まとめるとハンターカブはまさに旧車のそれであり、車体の存在や所有する事自体に価値を見いだせるマニア向けのバイク。
マニア以外の方が実用性や性能だけを求めるならば新車カブより高い値段を出してプレミア価格のついたハンターカブを買うのは正直オススメしにくいって事が言いたかったのです。


でも、それらを全部わかった上で購入される方にとっては何者にも代えがたい最高の相棒になり得ると思います。



IMGP0702_R.jpg


※追加文章

お山仕様セローとカブを手に入れた今になって思うと、ハンターカブに250トレールと同じ性能を求めた自分が大バカ者なだけでハンターカブは何も悪くないんだよね酷評してゴメンね(´・ω・`)
バーナーセットでも詰め込んで、さらっと新緑の林道へお散歩にトコトコと行ってラーメンやコーヒー楽しむ程度ならむしろ最高のバイクだったな。
でも当時、現行カブ新車を超えるプレミア価格と過剰評価には疑問を感じてて。
まあ旧車ってそんなモノを超越した価値なんだろうね。
スポンサーサイト
コメント

管理者にだけ表示を許可する