HOME > 戦争遺構 > 旧仙台陸軍幼年学校(現三神峯公園 1937年~1945年 )

旧仙台陸軍幼年学校(現三神峯公園 1937年~1945年 )

2016.04.28.Thu.20:29
仙台市太白区にある「三神峯公園」
杜の都・緑の名所100選にも選ばている仙台市民には有名な桜の名所である。
ココにもひっそりと戦争遺構が残る。


公園に至る斜面を登って行くと出迎えてくれるのがコチラの門柱。
コレが、かつてこの地にあった「仙台陸軍地方幼年学校」の門柱である。


DSCF2191_R.jpg
ご親切にも案内板が設置されていた。

DSCF2192_R.jpg


ややこしいのは宮城野区にも同じ仙台陸軍地方幼年学校が存在すること。

日清戦争後、軍備増強に応ずるため、1896年(明治29年)5月陸軍地方幼年学校6校が設置される。
仙台は1897年(明治30年)9月

第1次世界大戦後の軍縮により東京1校を残して、他の幼年学校は廃校となる。
仙台陸軍幼年学校も1924年(大正13年)4月に廃校。

「満州事変」以後の軍備増強に応ずるために、1936年(昭和11年)から1939年(昭和14年)にかけて陸軍幼年学校を復活。
仙台陸軍幼年学校も1937年(昭和12年)4月に復活。


要するに新設されて廃校になって復活したのがコッチ。(なお宮城野の方にも三神峯公園の学校の碑があります)
頭の整理がついたところで、逸る気持ちを抑えて門柱を観察してみよう。

DSCF2195_R.jpg


扉の金具だろうか。
当時のモノと思われる金具がそのまま残る。

DSCF2197_R.jpg


DSCF2196_R.jpg


公園内に入ってきた。

DSCF2237_R.jpg


取り敢えずドコに何があるのか分からない。
適当にお散歩してみよう。

DSCF2202_R.jpg


芝生の広がる広場へ出た。
探索時はまだ春には少し早いため咲いていないが、時期になれば大変綺麗な桜が咲き誇る場所だ。
ちなみに市内の公園の中で一番サクラの木が多く500本を超えるサクラの木が植わっているらしい。

DSCF2203_R.jpg


広場中央で一際目立つ松の木。

DSCF2207_R.jpg


大正天皇の行啓を記念して植えられた松のようだ。

DSCF2206_R.jpg


公園案内図を発見。
更に奥へ行ってみよう。

DSCF2210_R.jpg


次にみつけた石碑。

DSCF2212_R.jpg


読んでみると明治14年に明治天皇の行幸を記念して明治15年に建てられたもののようだ。

DSCF2213_R.jpg


また周囲を探索していると建物の基礎のようなモノをみつけた。

DSCF2216_R.jpg


案内板によれば当時学校内にあった「雄健神社」とのこと。
そう言われると急に神々しく思えてくる不思議。

DSCF2214_R.jpg


コレは明治44年に大正天皇が訪れたことを記念するもののようだ。

DSCF2204_R.jpg

DSCF2205_R.jpg


そして一際目に付く石碑。

DSCF2228_R.jpg


説明板の通りコレが本命の仙台陸軍地方幼年学校があったことを示す石碑のようだ。
校風の「雄大剛健」が刻まれている。

DSCF2230_R.jpg


確かに裏面に概要が記されていた。

DSCF2224_R.jpg


仙台陸軍地方幼年学校の敷地は公園だけに留まらず隣接する「東北大学 電子光理学研究センター」にも及んだ。
むしろ学校の校舎はコチラに隣接していたようだ。

DSCF2234_R.jpg


DSCF2236_R.jpg


現公園内敷地には大講堂、集会所、神社があったとのこと。


三神峯公園の場所はコチラ。





【参考資料】
仙台市教育委員会・仙台市歴史民俗資料館  「仙台の戦争遺跡 2008」
関連記事
スポンサーサイト
コメント

管理者にだけ表示を許可する